QC検定の級別のレベルと内容 (1級)

1級から4級まで、品質管理検定の詳しいレベル表はこちらです。

レベル表


1級の目指す能力レベル


日本規格協会HPによれば

「1級の方々に求められる能力は、社内で発生するさまざまな問題に対して、品質管理の側面からどのようにすれば解決や改善できるかを把握しており、それらを自分もしくは自分が主導していくことが期待されるレベルです。また、自分自身で解決できないようなかなり専門的な問題については、少なくともどのような手法を使えば良いのかという解決に向けた筋道を立てることができる力を有しているようなレベルです。
たとえば、品質管理関連の部署のスタッフやその他の技術部門の中でも高い品質管理能力が望まれるスタッフです。」

となっています。

品質管理検定の最高レベルです。
品質管理の高度な専門家とはいえなくても、実務家としてはかなり高度な知識を要求されます。

イメージとしては、品質管理を主な業務とするスタッフや、品質管理以外の技術部門でも、高度な品質管理知識を要求される仕事に従事している人となります。

社内で発生する問題の問題解決にあたっては、自ら持つ高度な品質管理の知識を駆使して、自分で問題解決したり、自分が主導して、グループメンバーに解決にあたらせたりすることができるレベルです。

かといって、全ての問題を解決できるほどの能力は要求されていません。

自分自身では解決が困難な、かなり高度で専門的な問題については、少なくともそれに用いる手法や、解決への筋道を立案できるようなレベルです。




1級の試験の内容  (日本規格協会HPより)
              

■品質管理概論・実施法など

方針管理の進め方
設計・製造・市場段階の品質
部門別管理・機能別管理
新QC7つ道具
品質工学の概要と特徴 など

■品質管理の統計的手法

正規分布の性質
不適合品率の推定
回帰分析とは
管理図全般
抜取検査方式の設計・実施
実験計画法の活用
直交配列、品質工学の各手法 など

■検査

購買管理と検査 など

■信頼性

信頼性の概念
意義等
寿命分布と故障率
FMEA
FTA など

■標準化
JIS
ISO
IEC規格の概要 など


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