QC検定2級 問題(2009年第2回)  (2)

問1: サンプリングの種類

基本的な内容なので、むずかしくないですね。

単純サンプリングはわかりやすいですが、集落サンプリング、
層別サンプリング、二段サンプリングは混同しやすいので、
しっかりと理解したいです。


●単純ランダムサンプリング
母集団を部分とか層などに分けず、すべての中から乱数表、乱数サイなどを用いて、ランダムにサンプリングすること。

●二段サンプリング
(第1段)母集団をいくつかの部分(箱など)に分け、まずその「部分」をいくつかランダムサンプリングする。 (例:1箱100個入りのみかん箱が100箱あったとき、まずその中から10箱サンプリングする。)

(第2段)抜取られた部分(箱など)の中身から、さらにいくつかランダムサンプリングする。
(例:抜取った10箱の中からそれぞれ10個のミカンをランダムにサンプリングする。)

●層別サンプリング
ロットをいくつかの層に分け、全部の層から一定の数をランダムサンプリングすること。
(例:1箱100個入りのみかん箱が100箱あったとき、全部の箱から2個ずつランダムサンプリングする。)

●集落サンプリング
ロットをいくつかの層に分け、まずいくつかの層をランダムサンプリングする。
次に、サンプリングした層の中身は全てサンプリングすること。

(例:1箱100個入りのみかん箱が100箱あったとき、まずその中から5箱サンプリングする。サンプリングした5箱中のみかんはすべてサンプリングする。)


サンプリングについては、この本が参考になります。
 ↓
サンプリングと抜取検査 (QC入門講座)


前の記事:QC検定2級 問題(2009年第2回) 解説ならぬ感想 (1)  概要
次の記事:QC検定対策書の正誤票