QC検定1級の合格基準の改定について

品質管理検定運営委員会から、「1級試験(手法・実践分野、論述)に関する試験区分の設定 及び 合格基準の改定」の発表がありました。先日のQC検定制度の見直しについてもそうですが、1級受験者には見逃せないニュースですね。

今回の変更は、第15回(2013年3月)試験よりということで、次回からすぐ変更です。

従来の手法分野、実践分野、論述の問題を、一次試験と二次試験に区分するということですが、試験日も試験時間も同じで、試験自体は以前とほとんど変わらないような気がします。一次試験不合格者も二次試験を受けてしまうのですから。
違うのは、合格基準が変更になったことですね。 少なくとも自分の一次試験の合格・不合格、二次試験の合格・不合格が明確になって、受験者に通知されるということですね。 ここだけが違う気がします。
今まで、単に「不合格」だった人が、どんな「不合格」なのかがわかって、再受験のモチベーションが少し上がるかもしれません。それを目的としているのですよね?

第16回試験(2013年9月)からは準1級が新設されるので、それ以降は「1級は不合格だけど、準1級は合格」という人がでてきます。
不合格よりは準がつくけど「合格」の方が嬉しいかもしれません。「1級」をめざしてまた意欲がわくという人も増えるかも。
でも「不合格者」から「「準」に合格」というのがちょっと??ですね。やっぱり独立した「準1級」を設けた方がすっきりすると思うのですが。
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