QC検定2級問題解説

2010年第1回 QC検定2級試験問題 (3)

2010 年第1回 QC検定2級の続きです。

【問11】いろいろな「管理」

変化点管理というキーワードが耳慣れないです。でもむずかしくありません。

キーワード:初期流動管理、変更管理、日常管理、変化点管理

【問12】品質の基本的なとらえ方

問題文に何度も同じキーワードが登場し、解答のヒントになっています。問題文をじっくり読めば、むずかしくありません。

キーワード:客観的、主観的、設計品質、製造品質、ねらいの品質、できばえの品質、顧客の要求、源流、魅力的品質、社会的品質、企画品質

【問13】品質マネジメント


類似の用語があり、少し戸惑うかもしれませんが、むずかしくありません。

問題に出てくる「品質マネジメントの8原則」(ISO9001:2000に基づく)は次の通りです。

  1.顧客重視
  2.リーダーシップ
  3.人々の参画
  4.プロセスアプローチ
  5.マネジメントへのシステムアプローチ
  6.継続的改善
  7.意思決定への事実に基づくアプローチ
  8.供給者との互恵関係

キーワード:顧客、顧客満足、利害関係者、期待、要求事項、特性、品質マネジメントの8原則、顧客重視

【問14】苦情対応

常識問題。極めて容易。

キーワード:苦情処理標準、顕在苦情

【問15】測定

容易

キーワード:直接測定、間接測定、誤差、系統誤差、偶然誤差、期待値、かたより、ばらつき、真の値

(以上で2級の試験問題は終わりです。)



  ☆「2級eラーニング」のお勧め

2級を受験する人で

計算問題(手法分野)の苦手な方には、「eラーニング」を勧めます。
   ↓
QC検定(品質管理検定)eラーニングサイト

特徴は、

・手法分野の体系的な科目構成
・質問の回答がスピーデイ
です。

私も、1級受験する時に、山田ジョージさんの資料を活用した一人です。

山田さんのプロフィールはこちらです。
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QC検定(品質管理検定)受検対策
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2010年第1回 QC検定2級試験問題 (2)

2010 年第1回 QC検定2級の続きです。

【問6】QC7つ道具

QC7つ道具のうち、パレート図、特性要因図、チェックシート、ヒストグラムに関する問題です。
問題文をじっくり読んで取り組めば、むずかしくないと思います。

キーワード:パレート図、特性要因図、チェックシート、ヒストグラム、大骨展開法、小骨拡張法、ブレーンストーミング、PDPC法


【問7】信頼性

信頼性の基本的な問題。むずかしくないです。

キーワード:信頼性、バスタブ曲線、初期故障期、摩耗故障期、偶発故障期、フェイルセーフ、予防保全、フールプルーフ、アベイラビリティ、スクリーニング


【問8】管理図

管理図の選択を問う問題。むずかしくないですが、計数値の場合、管理図の種類について、しっかり覚えていないと間違えるかもしれません。

キーワード:計数値、計量値、Xバー(Xの上に横棒)-R管理図、X管理図、p管理図、np管理図、u管理図


【問9】品質管理の用語

品質管理関係の、基本的な用語の理解を問う○×式問題。容易。

キーワード:供給者管理、購入者、供給者、原因、再発防止、要因、水平展開、先入れ、先出し、受入検査、外注管理、品質保証体系図、検査


【問10】品質管理の基本

容易。

キーワード:問題解決、重点指向、製品品質、有用性、安全性、生産者、消費者



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2級を受験する人で

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私も、1級受験する時に、山田ジョージさんの資料を活用した一人です。

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2010年第1回 QC検定2級試験問題 (3)に続く
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2010年第1回 QC検定2級試験問題 (1)

2010年第1回 QC検定2級の試験問題を見てみたいと思います。

【問1】サンプリング

サンプリングは、過去に類似の問題が何度も出ました。
しかし、過去問を十分やった人にとっても、今回の問題文は結構ひねっているというか、複雑なので、本質を理解していないとむずかしかったかもしれません。

「単純ランダムサンプリング」と「系統サンプリング」は割と簡単にわかると思いますが、「2段サンプリング」「層別サンプリング」「集落サンプリング」は、混乱しがちです。しっかり区別できるようにしておきましょう。

キーワード:単純ランダムサンプリング、2段サンプリング、層別サンプリング、集落サンプリング、系統サンプリング

お勧めの参考書
  ↓

サンプリングと抜取検査 (QC入門講座)



【問2】確率分布

(7):分散の加法性がわかっていれば容易。
(8) :(7)を正解し、「はめこむことができない確率」を数値に表すと何か? を理解できれば解けます。「はめこむことができない確率」とは、期待値がいくつになることでしょう?
 おわかりですよね?  
 正規分布は基本中のキホンですから、グラフも表もしっかり理解しておきましょう。
 問1もそうですが、国語力(読解力)が要求される問題ですね。

キーワード:確率、期待値、標準偏差、分散の加法性、正規分布、正規分布表


【問3】ヒストグラム、相関、検定

(9)(10) 図をみれば大体わかります。容易。
(11) t検定の計算問題です!!  電卓を使います。ルート計算もあります。t0の計算がスラスラできるよう、理解が必要です。

つまり、t0の式を覚えておかないといけません。
公式は 理解した上で暗記しましょう。丸暗記は・・役に立ちません。
(ここだけの話しですが・・・QC検定の計算問題は、計算結果に端数が出ず、ちょうどぴったりの値に設定されていることが多いので、その点は非常に助かります。)

(12) (13)は、(11)が解けなかった人でも、"カン" でできたはず(笑)。

キーワード:特性値、層別、ヒストグラム、散布図、相関、平均値の検定、帰無仮説、対立仮説、片側検定、両側検定、平均値、偏差平方和、棄却域、t0、t検定、有意


【問4】ヒストグラム、相関、検定 

○×式問題。比較的素直な問題で容易。わからなくても"カン"で何とかいけそう。

キーワード:相関係数、互いに独立、変数、因果関係、回帰式、寄与率、母回帰、区間推定、信頼区間、説明変数


【問5】実験計画法 

繰り返しのない二元配置の、基本的な問題。分散分析表を作成できる公式を理解し、暗記していれば解けます。電卓を使います。ここでも計算しやすい数字です。

キーワード:実験計画法、因子、水準、交互作用、繰り返しのない二元配置、ランダム、分散分析表


お勧めの参考書 (とてもわかりやすいです)
  ↓

統計的手法入門テキスト―検定・推定と相関・回帰及び実験計画



  ☆「2級eラーニングサイト」のお勧め

2級を受験するみなさんには、(特に【問5】がむずかしいと感じる方には)山田ジョージさんの「2級eラーニングサイト」を勧めます。
  ↓
QC検定(品質管理検定)eラーニングサイト

このコース特徴は
・手法分野の体系的な勉強ができます。
・「実験計画法」「検定」の“コツ”がつかめます。
・質問の回答がスピーデイです。


私も、1級受験する時に、山田ジョージさんの、資料を活用した一人です。   ↓
QC検定(品質管理検定)受検対策

山田ジョージさんは、製造メーカー(従業員約6000人)で、会社内で最初にQC検定1級に合格された方です。

30数年のQC職歴があり、ISO9001の管理責任者等の実務にも精通されておられます。

「eラーニングサイト」「QC検定レポート」等でこれまで多くの合格者を輩出され、最近では法人(1部上場会社)からの受講要請にも対応されています。


2010年第1回 QC検定2級試験問題 (2)へ続く
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QC検定2級問題解説(5)

【問6】統計的検定

(1) 仮説検定

(33) 標本平均

データの総和/31個 = -10.85 / 31 = -0.35

(34) 標本分散(不偏分散)=(偏差)平方和/( n - 1) =36.0/30=1.20

(35) 下方シフト意見の検証 となっているので

   <  

(36) ばらつきの増加となっているので

   >  になります。


(2) 工程の分散に関する検定


(37) 自由度=31 - 1 = 30

(38) 分散の検定はχ2乗分布ですね。

本問の場合、

χ2乗= (偏差)平方和/分散(σ2乗) =

     36.0/ 1.00の2乗 = 36.0

これは、自由度30のχ2乗分布の 上側2.5% 46.98 より大きくないので

「棄却されない」になります。

参考書は
統計的検定・推定 (QC入門講座)
参照。

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QC検定2級問題解説(4)

【問4】は簡単なので、省略します。

問5】繰り返しのある二元配置 の問題です。

すぐに役立つ実験の計画と解析〈基礎編〉
がわかりやすくて参考になります。(p69から)


■ 繰り返しのある二元配置 と交互作用: (23)〜(24)

二つの因子の間には、因子が相互に影響しあう「交互作用」があることが多いです。この交互作用を把握するためには、各水準の組み合わせを2回以上繰り返した実験が必要になります。

つまり、

●繰り返しのない二元配置実験 → 交互作用は把握できない。
●繰り返しのある二元配置実験 → 交互作用を把握できる。


■ 繰り返しのある二元配置の平方和の分解

 (25) 因子Aと因子Bの交互作用を含む構造式の、ケになります。


■ 分散分析表

(26) 要因AxBの平方和は、平方和の計から、A、B、誤差Eを引けば求められます。分散分析のことを知らなくても算数の問題としてできますね(笑)。

(27) 因子Aは3水準なので、自由度は1を引いて、2です。

(28) 要因AxBの自由度は (Aの自由度2)×(Bの自由度3)=6

(29) (30) 平均平方は、平方和/自由度 です。

(31) 分散比は、平均平方/誤差Eの自由度 となります。


■ 最適水準の母平均の点推定 (交互作用が有意の場合)

(32) 今回はBも有意ですが、AxBが有意であれば、たとえ、AやBが単独で有意でなくても、AとBを推定に使います。

  最適水準の母平均の点推定 =
Tバー+(Aiバー - Tバー)+(Bjバー - Tバー)+(AiBjバー - Aiバー - Bjバー+Tバー) = AiBjバー

特性値が最も高くなるAとBの組み合わせは A2B3 です。

従って

AiBjバー = A2B3バー =(15.8 + 16.5 )/2 = 16.15 となります。

    (バー:は文字の上に横線を書き、平均値のことです。)


【問5】は基本的な問題で、(32)以外はむずかしくはなかったと思います。
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QC検定2級問題解説 (3)

【問3】管理図 の問題です。

管理図を見て、安定状態(統計的管理状態)にあるかどうかを判定する、○×式の問題です。


■ 管理図が管理状態ではないと判断できる、8つのルール


おさらいしておきましょう。


ルール11点でも管理限界を外れている(領域Aを超えている)。(管理アウト)

ルール2:中心線と管理限界線の間に9点の連がある(9点が、中心線に対して同じ側にある)。

ルール36点が増加、または減少している。

ルール414の点が交互に増減している。

ルール5:連続する3点中2点が、限界線と2σの間にある(領域Aまたはそれを超えた領域にある)。

ルール6:連続する5点中4点が、限界線と1σの間にある(領域Bまたはそれを超えた領域にある)。

ルール7:連続する15点が、中心線から1σの間にある(連続する15点が領域Cに存在する)。

ルール8:連続する8点が、中心線から1σの外にある(領域Cを超えた領域にある)。


■ 解答してみましょう。


(10) どれにもあてはまらないので、○(安定状態)

(11) ルール2(9つの連)に該当するので、×

(12) どれにもあてはまらないので、○

(13) ルール7に該当するので、×

(14) 管理アウトがある(ルール1)ので、×

8つのルールを覚えていれば解ける、基本的な問題でしたね。

8つのルールの中でも比較的やさしい方のルールなので、うろ覚えの人でもできたかもしれません(笑)。


■ ルールの覚え方(私の場合)


ルール1から順番に覚えても、もちろんよいのですが、各ルール内容は出てくる点の数がポイントになるので、私の場合は次のようにして覚えました。

 .櫂ぅ鵐箸砲覆訶世凌字を、小さい順に並べて、必死に覚える(笑)。

2/3、4/5、1、6、8、9、14、15 と、何度も書く。

△修譴召譟ルール5、6、1、3、8、2、4、7を意味するので、その内容を覚えて、関連付ける。

L簑蠅出たら、思い出す(笑)。


管理図については、

管理図の作り方と活用 (新版QC入門講座)

などが参考になります。

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QC検定2級問題解説(2)

2008年第2回QC検定2級問題の続きです。

問2】平均値、標準偏差、メディアンの問題です。

解答する前に、まず選択肢を分析してみましょう。


Qc検定に限らず「まず選択肢から先に見る」というのは、受験テクニックの基本だと思います。


 は 9の代わりに10が入ったので、平均値が変わるのと同時に、ばらつき、標準偏差も変わります


 は、値が10倍されたので、平均値も70.0と10倍になります。標準偏差を計算してみましょう。

S(平方和)= Σx2−(Σx)2/n = 1000  (2は二乗の意味)

標準偏差 = √S/(n – 1) = 15.8

つまり、平均値、標準偏差の両方共 10倍になります。

計算などしなくても、全部10倍になる、と感覚的にわかるかもしれません。


 は全てに100を加えたデータなので、平均値が107.0 です。
標準偏差を計算してみてください。 1.58 です。

つまり元のデータと同じです。値の分布がそっくり100だけ右にずれただけなので、ばらつきが変わらず、標準偏差に変化なしということですね。


 は同じデータの繰り返し、nの数が倍になったときです。

平均値は変わりませんが、標準偏差は 1.49と小さくなります。

nの数が倍になったので、ばらつきがちょっと詰まったという感覚でしょうか。


 9の代わりに 100という全く異質のデータが入った例です。

平均値や標準偏差は、計算するまでもなく大きく影響を受けて変わります。

ただ、中央値(メディアン)は異常値の影響を受けていません。
メディアン恐るべしですね。


 平均値7を中心に拡げたデータなので、平均値は変わりませんが、値の拡がりにより標準偏差が変わって 3.16になります。

元のデータより、値同士の間隔が2倍に拡がったので(ばらつきが倍になった)、標準偏差もちょうど2倍になったという感覚ですね。




分析が終わったので、問題を解いてみます。


母平均が変わり、標準偏差が同じ選択肢を探しましょう。 しかありません。


ばらつき(偏差)が倍になると、標準偏差も倍になるという選択肢は、です。

異常値が混じってもメディアンが影響を受けにくい例は、 です。


cm単位のデータをmm単位に直して計算するということは、値を10倍したことなのでとなります。



問2は、わざと複雑に、とっつきにくく書いてあるような気がしますが、標準偏差やメディアンの基本がわかっていれば、解ける問題ですね。

感覚で解けるところもあるけれど、自信がない箇所は、電卓で標準偏差を計算して確かめた方がよいでしょう。

標準偏差の計算の仕方は、大丈夫ですね?

試験中は精神状態がいつもと違って、思わぬミスをすることもありますので、計算は慎重に。検算もしっかりやりましょう。
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QC検定2級問題解説 (1)

今日は2008年第2回QC検定の2級の問題を、私なりに説明してみようと思います。


【問1】

(册扱舷


 変動係数=標準偏差/平均  を知っていれば簡単ですね。

 単なる平均ではなく、期待値という場合もあります。



規準化(標準化)

規準化(標準化)とは、一般の正規分布を標準正規分布に変換することです。

標準化のための変数変換はしっかり覚えましょう。これは基本中の基本です。

x = μ+uα

u = ( x – μ) / α


これを丸暗記していた人はできましたね。

また標準正規分布の平均が 0.0で分散が1.0であることもよく出る問題です。

どんな統計の本にも載っているはずですが、

新編 統計的方法 (品質管理講座)

では45ページにこの式があります。



工程能力指数

QC検定は工程能力指数が大好きで、毎回ほとんど必ず出題されます。

今回はかたよりを考慮した工程能力指数というところにひねりがありました。
かたよりを考慮した工程能力指数Cpk は

   
Cpk=|平均値に近い方の規格限界−平均値|/ 3σ です。
       
一方

  
Cp=(上側規格 −下側規格)/ 6σ  であることにより、


Cp   Cpk  であることがわかります。

問1は基本的な問題でした。
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