2010年第1回QC検定 1級試験問題 (1)

3月21日実施の、2010年第1回QC検定 1級試験問題の内容について、まとめみました。

<始めに>

QC検定1級の合格率は低いですが、1級の問題は決して難問
ばかりではないことがわかります。
要するに、難しい問題は全部正解できなくてもOKなんです。

QC検定の合格基準は、日本規格協会によると、

・ 総合得点概ね70%以上
・ 出題を論述・手法分野・実践分野に分類し、各分野概ね
50%以上得点すること

となっていますので、以下を目標とすれば、合格にかなり
近づけると思います。

○ 易しい問題は、100%必ず正解(取りこぼし厳禁!!)
○ 普通の問題も、ほとんど正解(目標90%以上)。
○ 難しい問題は、できるだけ正解。
○ 論述試験は箇条書きにポイントをまとめるなどして、
わかりやすく記述する。(時間がないので、さっさと書く
  しかないです。)

論述試験対策も必要ですが、これはある程度出たとこ勝負
ですので、あまり時間をかけすぎてもムダのような気がします。

基本が大切です。土台がしっかりしていないと・・・コケます。
自信がない方は、3級、2級の基礎から学習しなおすことを
オススメします。


<2010年第1回QC検定 1級試験問題 (1)>

【問1】確率分布

「累積分布関数」や、「一様分布」はあまり聞き慣れない
用語かもしれない。

キーワード:
確率分布、確率変数、標準正規分布、自由度、t分布、
χ2 (カイ二乗)分布、F分布、一様分布、期待値、分散


【問2】検定における、検出力

(7)〜(10):QC検定3級クラス?の基本的な問題。容易。
(11)〜(14):「検出力」の確実な理解が必要。
    計算問題あり!!
但し、(11)(12)は「検出力」があやふやでも、なんとか
    "カン"でいけそう(笑)。

キーワード:
検定、帰無仮説、対立仮説、棄却、採択、有意、α、β、
検出力、検出力曲線


【問3】重回帰分析

重回帰分析について正確な理解が必要。但し、(18)(19)は容易。

キーワード:
重回帰分析、寄与率、残差の標準偏差、t値、自由度、分散比


【問4】管理図

QC検定3級クラス?の基本的な問題。容易。

キーワード:
Xバー(Xの上にバー)-R管理図、3シグマ、限界線、検出力、
第一種の過誤、第二種の過誤

2010年第1回QC検定 1級試験問題 (2)に続く

タグ:       
前の記事:3月実施QC検定の試験問題の雑誌への収載はありません
次の記事:2010年第1回 QC検定2級試験問題 (1)