2011年第2回QC検定の統計データ

2011年第2回QC検定の統計データが発表されましたので、
過去4回のデータと比較してみます。

値は、2009年第1回 第2回、2010年第1回 第2回、2011年第2回の順です。
今回のデータは一番右になります。

■ 1級合格率 (%)

14.89、  15.46、  15.13、 12.02、 16.73 

(コメント)
1級合格率は、直近5回の試験のうち、最高です! 前回から4%も上がりました。
今回の1級試験問題は、従来よりちょっとやさしいと思いましたので、それが高合格率にも現れていますね。
前回、2010年第2回の問題が、特に難しかったので、今回は少し易しくしたのではないかと思います。

前回 「今回難しすぎたっていうことは。。。
次回はもしかしたら、チャンスかもしれませんよ。」
と、本ブログに書いた通りになりましたね。
もちろん、震災のため、2011年第1回試験が中止になった影響もあるでしょう。

とはいっても1級は依然として合格率が低い(ちょっと難関)であることに変わりありません。
私見ですが、「できれば1級も合格したい」程度の軽いノリですと、1級はなかなか合格しないと思います。

今回2級に合格し、次回は1級に初めて挑戦するという方も、再度挑戦する方も、「必ず合格するのだ!」という強い意志をお持ちの上、合格めざして、早めに、着実に準備されるよう、おすすめします。


■ 2級合格率 (%) 

50.29、  49.96、  49.91、 42.25、 40.73

■ 3級合格率 (%)

65.81、  66.27、  66.97、 68.38、 67.47

■ 4級合格率 (%)

88.13、  87.13、  85.05、 78.70、 86.58

(合格率 コメント)

2級の合格率は、2010年第2回に、がくんと下がりましたが、今回さらに下がりました。2009年第1回と比べると、約10%も合格率が下がっています。
前回より、2級のハードルがかなり高くなってきたように感じました。
2級受験の方は、特に手法問題について、着実に準備されることをおすすめします。
3級の合格率は従来と変わりませんでした。
4級の合格率は前回より上がり、従来レベルに戻りました。


■ 受験者数(名)

24,390、   28,129、   28,373、  30,965、 38,292

申込者は、44,195名。ついに4万名の大台を超えました。
受験者数も38,292名となり、前回より約7,000名も増えました。
ただ、増加したのは、2級〜4級の受験者であり、1級の場合は、申込者数も、受験者数も前回とほとんど変わりませんでした。
今回受験者が増えたのは、2011年第1回試験が中止になった影響もあるでしょうが、QC検定の人気は下がることがないですね。今後も少しずつ増えていくのでしょう。


■ 合格者数(名)

15666、   18134、   18215、  19298、 24801

合格者数が、ついに2万名を突破しました。
QC検定も、かなりメジャーな検定試験になってきたと思います。


■合格者の平均年齢 (歳) (2011年第2回)

1級:40.8、   2級:36.9、  3級:35.6、  4級:32.2

今回は、各級とも前回より約0.5歳上がっていますが、大きな差はありません。

■欠席率

今回の全体の欠席率は、13.4%で、前回 (9.3%)より上がっています。
台風のため試験中止になった会場の分も欠席率に入っているのかどうかは、わかりません。
1級の欠席率は 24.0%で、前回(18.7%)よりさらに上がりました。
1級受験の前に、あきらめてしまう方が相変わらず多いのですね。

2012年第1回QC検定の試験日は3月18日(日)です。

気持ちも新たに、がんばりましょう!
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